学名「Symphyfum officinale」 で、和名をヒレハリソウというムラサキ科シムフィツム属のコンフリーは、多年草で湿った草地や森林、川の土手などに育ち、春から夏にかけてピンクや紫の花を咲かせ、ヨーロッパ、西アジアを原産とします。葉や根を使用し、主要成分は、トリテルペノイド、粘液質、アスパラギン、アラントイン、タンニン、ピロリジン系アルカロイド、フェノール酸(ロスマリン酸)を含みます。

コンフリーは、栄養分が豊富なハーブで傷を治すとして知られており、日本では明治の中頃から食用とされてきましたが、肝臓への毒性があることが分かり、肝障害の報告もあったことから、2004年に厚生労働省が、コンフリーの摂取を控える呼びかけをおこなっています。

日本へは当初、牧草として伝わったとされ、栽培によって一般に広まりました。効能として、おもに創傷治癒作用、打ち身、ねん挫、打撲などにも有用で、抗アレルギー作用や口腔粘膜の炎症の改善などにも有効とされてきました。また、アラントインという成分が、組織の再生を促し、細胞の成長を助ける成分であるため肌に良いともされてきましたが、肝毒性のあるピロリチジンアルカロイドが含まれていますので、妊娠中や授乳中はもちろん一般的にも使用は控えておきましょう。