学名「Hydrastis Canadensis」で和名ナルユユリという、根を利用するゴールデンシールは、北アメリカ原産のハーブです。キンポウゲ科の多年生で、北アメリカの先住民族も炎症や外傷の薬として利用していました。感染を予防する粘膜のトニック剤ともされ、外部からの異物の侵入を阻止し、粘膜の炎症を抑え感染症を予防する働きがあるとして利用されてきました。

また、赤痢菌や大腸菌、抗菌、抗真菌、抗ウィルスと幅広く抗菌する作用があり、日本国内でも医薬品扱いになるほどの抗炎作用、抗菌作用が知られています。

粘膜の炎症を抑える働きが強いので、歯肉炎の予防効果、消化不良や便秘の解消、かぜやインフルエンザで喉が痛いときなどの症状の緩和もします。また、くしゃみや鼻水などの花粉症の症状にもおすすめです。

濃く入れたゴールデンシールのティーを使用してうがいをしたり、消化不良や便秘の解消、発疹などの皮膚炎に塗布したりします。また、抗生作用と収れん作用があることから、目の炎症にも良いとされているので、ティーバックを目に当てても良いです。ハーブティーの浸出時間は、2~3分で飲用できます。

注意点として、ゴールデンシールは、消化器への刺激が強くまた、子宮収縮や新生児黄疸、高血圧の悪化などの副作用を引き起こすこともあります。また、大量摂取で、けいれんや呼吸不全が起こり、心臓の収縮などに影響がありますので、子どもや妊娠中や授乳中は禁忌です。