学名「Annona squamosa」のスージャは、バンレイシ科バンレイシ属の植物です。別名は、バンレイシや釈迦頭(しゃかとう)と呼ばれます。姿がお釈迦さまの頭に似ていることから“釈迦頭(シャカトウ)”と名付けられました。台湾では「スージャ」と呼ばれ、名産品となっており、生食のほかアイスクリームの副原料としても使用されています。果実は、表面が緑色で、変色した黒い斑点と凹凸があって、表面が鱗のように一枚ずつがはがれます。そこに果肉が付着しています。

原産地は、中南米(西インド諸島、ペルーなど)で、樹木は6~8mに成長します。4月から6月に薄緑色の花を咲かせます。スージャの味は甘味が強く、ねっとりした果肉の中にジャリジャリとした歯ざわりがあります。これは、果肉中に梨に含まれるのと同じ石細胞が多く含まれているためです。

スージャは、熟すと崩れやすいこともあり長期の保存と運搬には不向きなため、日本にはほとんど輸入されていませんが沖縄の一部で栽培されています。原産地の中南米のほか、アメリカのフロリダ州、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどの東南アジアなどで栽培されています。甘味が強くパイナップルとバナナをかけ合わせたような味と呼ばれることもあります。スージの種子は有毒なので、避けて食べるようにしましょう。

日本では、妊娠中や授乳中の安全性が確立していませんので摂取は控えておきましょう。