学名「Tanacetum vulgare」キク科の多年生のタンジーは、和名はヨモギギクといいヨーロッパからアジアにかけて生息しています。日本でも北海道に自生していてエゾヨモギギクやヨモギギクとも呼びます。

香りに防虫効果があることから、乾燥葉はハーブとして虫除けなどに使われてます。茎や葉を体内寄生虫の駆除剤にしたり食欲増進剤にされたりしていました。また、防虫効果を利用して畳やカーペットなどの下に入れたりペットの敷物としたりする場合もあります。栄養もあり害虫を防ぐことから土肥にしても役立ちます。また、染料としても利用でき、茎や葉からは黄緑色、花は黄色の色が採れます。

欧米で古くは、イースターに食べる習慣がありました。タンジーズというケーキやプティングにタンジーを利用してハーブティーや生葉をサラダなどにして利用されました。現在は、成分に有毒が含まれていることが分かり食用は避けます。また、妊娠中、授乳中は禁忌です。

タンジーの名前はギリシャ語で“不死”を意味するアタナシア(athanasia)に由来しており、以前は死体の防腐に利用されたことであったり花持ちがよいことなどに基づくとされています。また、タンジーは、樟脳のような強い香りを持ち観賞用にも植えられています。夏に花を咲かせ、ボタンのような形の黄色い花が数輪まとまって咲きます。