熱が出ておっぱいも痛い乳腺炎になると、身体もしんどい上に赤ちゃんにもおっぱいを思うようにあげられなくて、余計に気持ちも滅入ってしまいます。できることなら乳腺炎にならないよう、また、かかってしまった場合は、できるだけスムーズにそれを克服できるようその原因や対処について一緒に考えていきましょう。

■乳腺炎になるそのおもな原因は
乳腺炎などの感染症の病気になってしまう、その原因はなんといっても身体の抵抗力がなくなっている場合がほとんどです。
赤ちゃんは、すぐにまとまった睡眠がとれないですね。おっぱいをあげていたら、赤ちゃんがお腹を空かして泣いて伝えるたびに、お母さんも起きておっぱいをあげます。命をかけて出産した後に、やれやれと身体を休める暇もないまま育児が始まります。少しずつお母さんの身体は回復していきますが、母体は疲れ切っていますので、身体に備わっている抵抗力もおちています。そんなときに、おっぱいが詰まったり最近感染してしまったりすると、とたんに高熱が出て身体もしんどくなり「乳腺炎」になってしまいます。乳腺炎は、母乳がたまってしまい炎症が起こったことや乳腺に細菌が入ることにより熱が出て身体が戦闘態勢になっている状態です。赤ちゃんが寝ている間、自分も一緒に寝て母体を回復させ、身体の抵抗力をつけることはとても大切です。

■なぜ乳腺がつまるの?
乳腺炎のその原因は、まず抵抗力がおちていることですが、どうゆう仕組みで乳腺がつまってしまうのでしょうか。どうして感染してしまうのでしょうか。
乳腺がつまるその原因は、お母さんのとる食事にもあります。食事が脂っぽい物や乳製品や肉や卵など動物性たんぱく質ばかりを摂取していませんか?赤ちゃんのために栄養のあるものをしっかりとりたいということで、高たんぱくのものをつい食事に取り入れてしまいがちですが、母乳のもとは血液でもあります。血液がドロドロになってしまう動物性たんぱく質ばかりを摂取していると、血管が詰まってしまうことと同じように乳腺も詰まりやすくなってしまいます。身体は敏感ですね。食事の見直しをして水分を多くとることが重要です。

■赤ちゃんにとって大切なおっぱい
乳腺炎は、とってもつらいものですが、ポジティブに考えると乳腺炎になったことは、食事内容に気を付けて!と何かから伝えられていると考えてみてもいいかもしれません。日常の食事を見直すということは、長い目で見てもお母さんと赤ちゃんの身体にとって、家族にとっても良い生活習慣の一つになるのではないでしょうか。赤ちゃんは、泣いたりぐずったりすることでしか不快な気持ちを自分で伝えられません。お母さんのおっぱいを通じて、栄養を補っている赤ちゃんの母乳をおいしくて飲みやすいものに変えていきましょう。

■おいしいおっぱいってどんなもの?
赤ちゃんはおいしいおっぱいが大好きです。おいしいおっぱいをくれるお母さんも大好きです。母乳を飲むことによってお母さんとの絆も強まり信頼関係ができてきます。では、赤ちゃんが感じるおいしいおっぱいとはどんなものを食べればいいのでしょうか。まずは、食生活に野菜をたくさん取り入れましょう。旬の野菜であればビタミンやミネラル、カルシウムなどの栄養価も高く、おいしいものが豊富に出回っています。また、身体をあたためる作用のある大根や人参などの根菜類もおすすめです。最近は、1日の野菜を350g以上とりましょうという野菜の摂取による健康維持の啓発もおこなわれていますが、350gの野菜は意外と多い物です。片手に持てる一杯の量になります。調理方法を工夫して積極的にとりいれていくようにしましょう。また、タンパク質はできるだけ脂肪の少ないものにして、油で調理する揚げ物や炒め物などを頻繁にとらない調理方法にしましょう。牛乳はカルシウムがあって栄養が豊富だからと、思いついつい飲み過ぎになってしまう人も多いようですが、牛乳は牛のおっぱいからいただいていて、本来は、人間のおっぱいではありませんので飲み過ぎないように注意しましょう。1日に1杯が目安です。主食となるものは、できれば栄養豊富な玄米をおすすめしますが、パンよりもご飯の方が日本人の体質にも合っていますし、身体を冷やしませんのでお米をとるようにしましょう。

■食べる量は?
一昔前は、赤ちゃんにおっぱいをあげるために、赤ちゃんの分も二人分食べるようにとか高たんぱくのものをたくさんとるようになどということも言われ、現在もその名残もあります。しっかり2人前とるというよりは、ごはんを2膳にしておかずは少し多めなどで大丈夫です。ただ、へんな時間にお腹が空いたり、すぐに空いたりするので、その場合は、果物やおにぎりなど、塩分・糖分・油分が控えめなものをとるようにしましょう。おっぱいが終わると離乳食が始まります。そのときにも赤ちゃんには薄味を心掛けて作っていきますが、同じように授乳中もおっぱいの元となる食事もできるだけ薄味を心掛けましょう。さまざまな食材を使用して栄養バランスよく食べることが大切です。  

■水分不足にならないように
おっぱいは、水分がほとんどですので、お母さんは水分を多くとることを心掛けるようにしましょう。お母さんの飲んでいるものは、赤ちゃんにも影響しますので、アルコールやカフェインはやめてノンカフェインのお茶やハーブティーはおすすめです。

■おっぱいの栄養と赤ちゃん
あかちゃんのおっぱいは、お母さんのとる食事と密接に関わっています。赤ちゃんは、お母さんのとった食事から母乳を通じて、さまざまな味を飲むことで、脳にも刺激をうけています。授乳をしていると、おっぱいはたくさん出ているのになぜか赤ちゃんが飲まなかったりぐずったりした場合は、おっぱいの味の変化に赤ちゃんが抵抗している場合も多くあります。そんなときは、昨晩食べたものはなんだったかな?などと思い返してみることで、思いあたる食事があるかもしれません。つい、香辛料のきついものや、めずらしい食べ物を食べてしまうこともあるかと思います。お母さんが毎日食べた食事によってさまざまな反応をする赤ちゃんは、おっぱいを飲みながら脳を育み、嗅覚や味覚も発達しようとしています。生まれたばかりなのに、母乳を通じてアルコールやカフェインなどは対応しきれません。刺激の強いものはつらいです。

おっぱいが詰まってしまう原因の一つである、食事とストレスや身体の疲れを回復する睡眠をしっかりとって抵抗力をつけていくことが赤ちゃんにおいしいおっぱいをあげ続けられることにもつながります。
また、おっぱいをあげることによりホルモン代謝が活発になったり、食事に気をつけたりすることで、母体が健康になり乳がんになりにくくなるともいわれています。
子育ては、体力が必要です。日々、食事に気を使い、身体の抵抗力をつけ赤ちゃんの笑顔に癒される日々をおくりましょう。