赤ちゃんは、お母さんが自分のニーズを満たしてくれることが分かってくると、しだいに自我がでてきます。抱っこしてほしい!おっぱいが飲みたい!遊んでほしい!と成長するにつれてさまざまな欲求が出てきますが、この欲求を満たしてあげることは、赤ちゃんの情緒の安定と大きく関わってきます。

抱っこの時

抱っこをしてほしいと泣けば、お母さんが抱いてくれるという繰り返しをしていると、時にお母さんが近づいてくることが分かると泣き声が弱くなる日があるかと思います。赤ちゃんなりに、泣いたからお母さんがきてくれたと認識して泣いて伝えなくてもいいことが分かってくるからです。

そんな時は、泣いている赤ちゃんに近づいたら、すぐに抱っこをするのではなく、「抱っこかな~?オムツかな~?」などと言いながら赤ちゃんにゆっくりとお話をしていきます。まずはオムツをみてから抱っこするというパターンも多いかと思いますが、抱っこをする時に赤ちゃんの顔を見てにっこり笑って「どうしたの?だっこですか?」などと話してみましょう。

赤ちゃんもそのうちつられて笑うようになります。そんなことを繰り返す毎日を送っていると、お母さんが近づいたら、赤ちゃんの方から先ににっこり笑ったりする場合もあります。また、お母さんが近づいたら、自分から手を伸ばして、うれしそうな顔で抱っこをせがむようになってきます。

お母さんが少しの余裕をもつことで、子どもにも余裕ができ、お互いが心地よいやりとりができるようになります。抱っこをせがんだら抱っこをしてくれるという赤ちゃんの気持ちが満たされることが続けば、ほかの欲求も安心してそうやってお母さんに伝えていくことができます。

起きあがりたい

赤ちゃんは、自分で起き上がったりすることができるまでは、お母さんに抱っこを欲求することが多いものです。ですが、3か月を過ぎると、首が座ってきて赤ちゃんは手の力はとても強くなり、赤ちゃんの手のひらに指をあてると、お母さんの指をぎゅっとつかんでその力に驚くこともあると思います。

そんな運動を繰り返すうちにある時、両手の手のひらに指をあててみてそのまま赤ちゃんを持ち上げ引っ張ることができた経験もあるかもしれません。赤ちゃんは手を離さずにずっとお母さんの手をもって起き上がろうとします。しっかり首が座ってからでないと不安定ですのでできませんが、赤ちゃんはお母さんの指をしっかり握って起きあがることを覚えます。

そのうちにベッドの柵や棒などを持って自分の力で起き上がることができるようになります。赤ちゃんは、起き上がりたい!という気持ちで一生懸命です。

赤ちゃんのできることをお手伝い

抱っこしてほしい!起き上がりたい!という欲求をはじめ、授乳中ならお母さんのおっぱいが欲しい!と伝える赤ちゃん。赤ちゃんは自分でハイハイをするようになると、お母さんのところに近づきおっぱいに顔をあてたり、膝の上にのってきておっぱいを探したりするようになります。

おっぱいを飲んで満たされたら、次はまたハイハイでおもしろそうな場所へ行き、「これをあけてほしい」「あっちへいきたい」としぐさで伝えてきます。お母さんは、危険なもの以外は禁止せずに、赤ちゃんの何かをしたいという気持ちを大切にして、お手伝いをしてあげましょう。

赤ちゃんができることをお手伝いさせていただくというスタンスだと赤ちゃんは、興味がどんどん広がって脳が活性化していきます。また、自分の興味のあることをみつけてしばらくそれで遊ぶことで集中力も養っていきます。赤ちゃんの○○したい!という気持ちは、好奇心の表れでもありますので、赤ちゃんが遊ぶ部屋はその欲求が満たされるように禁止事項が少なくなるよう、手の届く範囲に危ない物などは置かないようにしましょう。

興味は子どもによりさまざま

ハイハイができるようになり、自分で好きなところへ移動ができるようになると、子どもが大好きな場所に移動していきます。

1歳半を過ぎると、意思疎通が容易になっていくこともあり、大人も自然に子どもが欲求する最大限のことを手助けするようになっていきます。いつのまにか手と足の力が強くなり、大人を驚かせるような大きい物を運んでみたりまるで力試しをしているかのような様子です。

大人のまねごとをしたい時期

意識的に何かをしようとして、毎日新しい発見をする赤ちゃんは、身近な家族がすることを同じように模倣しようとします。家の中では、お母さんのいつもいるキッチンまわりが大好きでおままごとをしてみたり、リモコンや電話などを触ってみたり何かをしようという意図をもち行動します。

子どもは、一つ一つ自分でできることが増えて、うれしくなり自分で自信がついていきます。子どもができることは見守ってあげて子どものやる気を引き出してあげるようにしましょう。
もちろん一緒に遊んでほしいというときは、時間の許す限りたっぷりと遊んであげましょう。一度子どもがその遊びに飽きるまでつきあってみてください。満足すると自分で次の遊びをみつけていきます。