アーウーと時々話す赤ちゃんは、まわりの音を聞いて脳にいろんなことを蓄積しています。
赤ちゃんが発する最初の言葉は、いつまでも親は覚えていることが多いですし、赤ちゃんが物と名称を関連付けて何かを話すことができるようになった時は感動するものです。今回は赤ちゃんが話す言葉について紹介します。

話しかけられてこたえるように

生後しばらくして、アーウーといろんな場面で話していた赤ちゃんも、3か月すぎになると、話しかけられたことに対して「ウーアー」と返事をしてくれるようになります。このころになると育児に慣れていなかったお母さんもお父さんも、子どもの成長を感じて相手をするのが楽しくなってきます。

親がたくさん言葉がけをすることで赤ちゃんもそれに反応して「アー」とお話しをしてくれるようになってきます。

一人でおしゃべりをしている時も

6か月ごろになると、自分で身体がだいぶ動かせるようになり、赤ちゃん自身も一人で遊べる時間が増えてきます。それと同時に、「アーアー」「ハー」「ウーン」などとよく言葉を発するようにもなってきます。自分で寝返りをしてうまくいかなくてしんどくなって「アーウー」と助けを呼ぶときも出てきます。

名前を言うととこちらを向く

「○○ちゃん」というとこちらを向いて、愛想をしたりするようになります。個人差がありますが、だいたい9か月~1歳ほどで、「○○ちゃんごはんにしようか」というと、食卓の方を向いたり、自分のことを言われていることがわかって、そちらに行こうとするようになります。

いつも見る人や物を関連付ける

1歳すぎになると散歩に行って、車を見て「ブーブー」と言ったり、親のことを「ママ、パパ」といってみたり日常でいつも見たり聞いたり関心のあることを話せるようになります。

どんどん増えます単語の数

個人差が大きいですが、1歳2か月ごろを過ぎると絵本に出てくる登場人物や動物の名前、車や電車の種類などたくさんの言葉を覚えるようになります。また、これは何?という意味で分からないものを指さしして親に物の名前を言わせることも増えていきます。

絵本を自分で持ってきて絵本の動物を指でさして何の動物か確認をしたり、食べるものを指さして教えてもらったり、自分で確認するかのように、「にーんじん」と話してみたりします。大人が喜ぶと何度も言って反応を楽しんでみたりもできるようになります。

二語文を話す

1歳半~2歳ごろになると、「あっち、いった」など状況を話すようになる子どもも出てきます。食事をしていると、「トマト食べた」「イモほしい」など、できごとや自分の欲求を話したり嫌な場所へ行くと「あっちいく」と言ったりして「あれ?今なんて言った?」と親が驚くような場面で何かを話すようにもなってきます。大人の会話をまねして言葉を覚えていきますので、子どもの話す言葉がとてもおもしろく感じてくる時期です。

言葉はとても個人差のあるもの

おおよその目安はあるものの、言葉の発達は個人差がとても大きいですので、なかなか話さないけど大丈夫かな?と心配になる人も多いかと思いますが、言葉の発達は身体の発達と同様に赤ちゃんによってさまざまです。とても遅く話し始めたのに、今までの蓄積量に驚くほど、急にたくさんの言葉を話す子もいますし、のんびりと言葉を習得して話す子もいます。

また、遅めの時期に話しはじめたけれど、とてもおしゃべりになる子どももいますし、さまざまな要因が重なって言葉の発達がありますので、早いからいい、遅いからだめと決めつけないようにしましょう。

ごくたまに、家庭内や親子の会話がほとんどされていないことから、赤ちゃんの言葉もなかなか出てこない場合もあります。赤ちゃんのお世話をしながらも、赤ちゃんが何も話せないから、赤ちゃんに話しかけても分からないだろうと話すことを全くしなかった場合は、言葉のインプット量が足りていませんので、赤ちゃんは言葉の習得ができません。

初めての育児は何かと分からないことばかりで、相談もできなくて気づかない場合もありますが、大人の話しかけによって赤ちゃんも反応をしてくれるようになります。

単語が理解できていない時

家庭で話をしているのに、なかなか単語も出てこなくて話しかけても言葉が伝わっていないようで心配な場合は、2歳~2歳半を目安に市の相談窓口に連絡をして専門機関に行くようにします。発達遅滞などが考えられる場合は、早めにケアをはじめることで、それぞれの子どもにそったプログラムでストレスなく社会性を身につけていくことができます。

子どもを育てていると、そのつど心配な場面は出でてくるかもしれません。言葉の発達に限らず、身体的なことやお母さんの精神的なことなど、さまざまなことで不安が大きければ、早めに勇気を出して相談を受けにいくようにしましょう。不安を抱えたまま育児をしないで、子ども自身のためにも将来の見通しのできる安心した毎日を送るようにしましょう。