赤ちゃんの離乳食が始まったら、お母さんは食事の準備に忙しくなりますね。食材を選ぶことからはじまり、成長時期に応じた食事と育児をしながら衛生面にも配慮していくのは大変ですが、赤ちゃんが口に入れる食品には特に注意するのを忘れないようにしましょう。

赤ちゃんは消化器官が未熟

赤ちゃんは、臓器もまだ未熟で、免疫力も弱いのでノロウィルスやロタウィルルスなどの感染性胃腸炎にかかりやすくなっています。これらのウィルスは、85度で1分以上の加熱でウィルスを死滅しますので、しっかり火を通すようにしましょう。

食中毒の症状

日ごろから赤ちゃんの表情や便の様子を観察しておくことは、赤ちゃんの健康を保つうえで役立ちます。赤ちゃんはしんどいことやお腹が痛いことなど、泣いて訴えるしか方法がありませんので、お母さんは赤ちゃんの様子がいつもと違うなと感じたら、水分が不足していないか、寝不足か空腹かなどと一緒にどこか身体的不調がないかも考えましょう。

特に食中毒や伝染病にかかった場合など、赤ちゃんは泣いて訴える場合もありますが、ぐったしてしまい母乳も飲まないで機嫌が悪くなり元気がない様子になります。

また、熱やじんましんや下痢やおう吐などの症状がありますので、便の状態もしっかり注意してみましょう。ひどくなると脱水症状をおこしてしまう場合もあります。赤ちゃんの健康を守るために日常どのようなことに注意していくかを確認しましょう。

食中毒の原因

食中毒は、口に入る食品に食中毒菌(ウィルス)が発生していて、またその数が増殖した場合に発症します。口にして数時間後に症状が出る場合もあれば、数日後となる場合もあります。赤ちゃんの便がゆるくなり、下痢などになった場合はすぐに水分を補給してあげるようにしましょう。水溶性の便が続き下痢になると脱水症状になるので気をつけます。

特に離乳食が始まったばかりのころは、お母さんも普段と違うことをはじめるので、まな板の洗浄が不十分だったり、生肉を使用した包丁で別の食材を切ってしまったり、日常気をつけていても、あわててついうっかりしてしまう場合があります。

また、親子で食事前に手洗いをしっかりしていなかったり、冷蔵庫が不衛生だったりする場合もあります。そのほか、ハイハイや歩けるようになった赤ちゃんはいつのまにか食材に手を伸ばして、調理中の物を口にしてしまったりすることもあります。食中毒の原因になる要因はたくさんありますので気をつけるようにしてください。

手洗いの習慣を身につける

赤ちゃんは成長するとともに、手を道具にしてさまざまなものに触れていきます。外遊びをしなくても、赤ちゃんの手には雑菌が多くついていますし、親の手にも付着しています。食事を作る前はもちろん、食事がはじまる前も再度、赤ちゃんとともにしっかり手洗いをして食事をするようにしましょう。

この手洗いの習慣は、大人が促さなくても、子どもが自立的にできるまでずっと保護者として伝えていきましょう。人の皮膚には、細菌や黄色ブドウ球菌があります。子どもの健康を守ることの一つになります。手は、指の間、つめ、手首もきれいに洗いましょう。

食中毒を完全に防ぐには

キッチンの衛生を保ち、手洗いをして食中毒の原因となるような食材を摂取していなくても、食後数時間してお腹が痛くなって便の状態が悪くなってしまったことはありませんか。

さまざまなウィルスや細菌は、わたしたちのまわりに常に存在し一緒に暮らしていますので、日常大人は免疫力あって大丈夫なものでも、免疫力が弱っている時や、子どもは免疫力も腸も弱いので、食中毒となってしまいます。見た目で分からない食中毒となってしまう場合を確認しておきましょう。

いつも使用するまな板は、軽く洗っただけでは、雑菌などの汚れを完全に落とし切れていません。また、まな板は湿度の高いシンク脇などに保管することが多いので、付着している菌はすぐに増殖してしまいます。使用後のまな板は、しっかり洗って風通しの良い場所で保管し乾燥させましょう。まな板は使用していると溝ができそこに雑菌が入り込んでしまいます。

しっかり洗っていても雑菌が残ることもありますので、生肉などを使用した場合は、熱湯消毒しましょう。使用前に90℃の熱湯をまな板に掛けて殺菌します。このほか、日光消毒するのもおすすめです。熱湯食毒も日光消毒も安心安全に殺菌することができます。生野菜やキノコ類などにも菌はありますので、スポンジや包丁などもまめに消毒しましょう。

また、調理済みのものを温める場合、みそ汁などスープ類の加熱は、かき混ぜるのを忘れがちですので、よく混ぜて中までしっかり加熱すしましょう。冷凍した肉や魚などを解凍する場合は、常温解凍は途中で菌が繁殖しやすいので、時間はかかっても冷蔵庫で解凍するか電子レンジなどを使用しましょう。

食中毒は、湿気の多い6月の梅雨の時期から暑い時期が多いものですが、肉類などのカンピロバクター菌やO157など腸管出血性大腸菌などは特に1年中気をつける必要があります。食の安全は、衛生面も気をつけることが必要です。