赤ちゃんは、成長とともにひとりで楽しく遊んでいる時間も増えていきますが、時に赤ちゃんと一緒に大人が遊んであげることで、赤ちゃんはとても楽しそうに喜びます。大人と共有して遊ぶことをすると、一緒に遊んで楽しいことをしてくれた大人が大好きになります。

授乳のスキンシップとともに、赤ちゃんと遊ぶことでもスキンシップを計っていきましょう。

手遊び・指遊び

赤ちゃんは生後3カ月もすると、自分の手と手を絡めてみたり、それをじっと眺めているようなしぐさをします。また、しばらくすると寝返りもできるように、手の力がどんどん強くなっていきます。手を使ってさまざまなことを吸収していきますが、手を使えば脳の働きもよくなりますので、赤ちゃんがベッドでゴロンとしているだけの時でも、手遊びなどをして遊んであげましょう。

手遊びは、赤ちゃんの手のひらにお母さんの指をあててそれを握ってもらったり、親が手のひらを合わせてパンパンと拍手をする姿を見せてから赤ちゃんの手をもって拍手を教えてあげたりします。また、お母さんの指を1本立てて、赤ちゃんの指と合わせてみたり、赤ちゃんの前でグーパーをしてみたりします。赤ちゃんなりに、指や手を動かしてみようとするようになります。

音楽にあわせて

子どもは、音楽に合わせて身体を動かすことが大好きです。お母さんの知っている歌を歌いながら、手や腕を使っていろんな表現をしてみましょう。「ちょうちょ」や「ぶんぶんぶん」を歌いながら、腕を羽に見立ててみたり、「どんぐりころころ」を歌いながら表情の変化で遊んでみたり、「チューリップ」で手を使って花を作ってみたり、また、「大きな栗の木の下で」だと、お母さんもよく知っているかと思います。

赤ちゃんは、大好きなお母さんの声で聞く歌で楽しい気分になります。自分でお座りができるようになると、一緒にまねをして遊ぶことができます。また、赤ちゃん用や幼児用の童謡などの音楽は、赤ちゃんが好むリズムや音で構成されています。

ぜひ聞かせてあげて音楽の楽しさを伝えてあげましょう。ピアノやギター、笛や木琴など音のなる楽器を親が使って聞かせてあげるのもいいかもしれません。赤ちゃんによってお気に入りの曲なども出てくると思います。好きな曲が流れたら、寝返りができるようになった赤ちゃんは、手足をバタバタとしてみたり、お座りができる赤ちゃんは、手をたたいてみたり、また歩けるようになったら手足など身体の器官を総動員させてリズムをとったりします。

この時期はリズム感も養われていく最初の時期でもあります。赤ちゃんと一緒に楽しい時間を過ごしましょう。

絵を描いてみる

赤ちゃんでもお絵かきをすることができます。生後6カ月すぎにお座りができるようになったら、クレヨンを赤ちゃんに1本渡して目の前に白い画用紙をおいてみましょう。何もする様子がなければ、お母さんが別の紙にクレヨンで何かを描いてみます。赤ちゃんは同じようにまねして遊び始めるか思います。

最初は、手でぎゅっとクレヨンを持って、トントントンと、画用紙をたたくようにすることが多く、点々が並んだ描写となります。赤ちゃんは、成長していく中で、次に円をグルグルと描けるようになります。その後、2~3歳できっちりとした形の円や縦や横の直線などが描けるようになります。

その後、円から何かが出るようなものを描いて、最後に頭足人物という人のような形が描けるようになります。しだいに描いたものを指さしして、「これママ」などと書いたもののことについて教えてくれるようになります。

だいたいこのような課程で赤ちゃんは絵が描けるようになっていくのですが、子どもの発達や心理が客観的に分かる目安にもなります。

いつでも絵を描きたい時に、クレヨンと画用紙があると子どもは喜びますし、2歳前後になると好きな色などを使って遊ぶ楽しさも出てきます。大人は、援助するというスタンスで、子どものやる気をそがさないようにしましょう。「これは違うよ」などといって押しつけないようにします。

また、赤ちゃんの手や足を画用紙のうえにのせて、ぐるりと囲んで手形や足形を描いてみるのもおもしろく、残しておいたら記念にもなりますね。赤ちゃんが口に入れても慌てることのないミツロウのクレヨンもありますので、一度使ってみてはいかがでしょうか。

全身を使って遊ぶ

お母さんの膝の上にのせて、赤ちゃんの手や肩を持ち、お母さんが足を動かしたりゆらゆらと揺れたりすると赤ちゃんは全身の筋肉を使って遊べます。一緒にハイハイをして「おうまの親子」を歌いながら家中を動き全身を十分に使った運動を楽しみます。

身体をよく動かすことは頭の働きも良くして身体の活力も高めます。また、子どもは30分ほどは集中することができます。大人も一生懸命になってお昼寝前の午前中に遊んでみてはいかがでしょう。

遊ぶ時は、過激になって子どもの手を引っ張りすぎて手が抜けないようにしましょう。また、肩車などをしている時は頭上に注意しましょう。